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ゴールデンスランバー 著:伊坂幸太郎

ゴールデンスランバー 著:伊坂幸太郎

2008年本屋大賞受賞第21回山本周五郎賞受賞して
2010年に堺雅人さん主演で同名で映画化された作品です。

内容は、
仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、
ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、
何年かぶりで呼び出されていた。
昔話をしたいわけでもないようで、
森田の様子はどこかおかしい。
訝る青柳に、森田は
「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」
「金田はパレード中に暗殺される」
「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、
鬼気迫る調子で訴えた。
と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、
青柳に向かって拳銃を構えた―。
(Amazon参照)


やっぱり伊坂さんは素晴らしいです!
衝撃でした。
読み始めたら止まらなくて
最後まで2日間でに読みきってしまいました。
何ともったいない事をしたのか

最初の方から少しずつ伏線を張っていって
後半に見事に回収するのは相変わらずで

魅力的なキャラクターやその言動などのやりとりなど
1人1人にきちんと血が通っていて
本当に存在するかのような(存在していて欲しい)
感じに陥ります。

後半の展開なんかも素晴らしくて
ドンドンドンドン惹き込まれて
主人公の青柳雅春と一緒に逃げているような感覚に
なってしまいます。

読んでいる内に、
本書のタイトルになっていて、物語中にも度々出てくる
ビートルズゴールデンスランバーを無償に聴きたくなって
途中から聞きながら読んでいました。

文句無しにオススメの1冊です。

ゴールデンスランバー 著:伊坂幸太郎_a0114618_12375914.jpg


★★★★★ 星5つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~」HP版はコチラ

ほんの少しだけネタバレ内容なので
大丈夫な方のみこの先を見て下さい



結局、何が主人公の青柳雅春はわからなくて
事件は解決していないのに
物語をキレイに締め括っていて
にも関わらず、読了感は爽やかです。

ラストで事件で助けてもらった人たちに
その人と自分にしかわからないメッセージを送る様子は
そのたび声を出して笑ってしまいました。
by ks-1518 | 2010-03-31 12:38 | 読書


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