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パパ、ママ、あいしてる―エレナが残したメッセージ 著:Brooke Desserich、Keith Desserich

パパ、ママ、あいしてる―エレナが残したメッセージ
著:Brooke Desserich(ブルック デザリック)
  Keith Desserich(キース デザリック)

訳:青山 陽子


内容は、
6歳の誕生日の直前、上の娘のエレナが悪性の脳腫瘍で、
余命わずか135日と宣告されてしまった。
両親はエレナの思い出を残そうと、
毎日を日記に綴り始めた。
放射線治療・化学療法によりいったんは具合がよくなったエレナは、
“ウェディングドレス”を着るという夢をかなえ、
イルカと泳ぎ、
大好きな巨匠の作品とともに自分の絵を美術館に展示してもらう。
だが、幸せな時間は長くは続かず、
彼女の病状は次第に悪化し、宣告から8カ月半後、
短い生涯を終えたのだった。悲しみの中、
両親はエレナが生前、
家のあちこちに手紙を隠していたことに気づく。
それは、両親や妹に愛を伝えるものだった。
手紙は2年以上たったいまもときおり見つかり、
両親は彼女の残したものを愛情とともに振り返っている。
家族のかけがえのなさ、
人生を愛することの大切さを教えてくれる、
感動の実話。
(Amazon参照)


テレビなどで取り上げられたりして有名らしいのですが、
全く知りませんでした。

本を読まなくても、
その本の説明だけでも感動させられました。

突然我が子が病魔に蝕まれたことによる
両親の嘆き、決意、希望、絶望、愛
6歳という若さで困難な状況に陥った
エレナの勇気、輝き、試練、賢さ
エレナの妹(グレース)の優しさ、思いやり

色んな要素がミックスされています。

本書は両親がもし、もし、エレナが亡くなってしまった時に
グレースに姉の事を忘れないですむように書きはじめた
Web上での日記
家族や親族以外の目に止まり、
それが反響を呼び、書籍化が決まったそうです。

日記を基にしているので、
創られた感動話とは違い、
人を感動させる為に作成されていないので、

涙を誘うような直接的な誘導はありませんが、
心にすっと入り込み、
悲しみの涙とはまた違う感動を与えてくれます。

ただ、エレナの写真が何枚か掲載されているんですが、
初めはスゴクかわいらしいエレナが
最後の方ではステロイドで体中腫れ上がっているのを見た時には
すごく重く悲しい気持ちになりました。

読むのには少し勇気がいりますが
ただの感動話ではない、愛に溢れた1冊です。

パパ、ママ、あいしてる―エレナが残したメッセージ 著:Brooke Desserich、Keith Desserich_a0114618_1232251.jpg


★★★★★ 星5つです!
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「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2010-06-10 12:04 | 読書


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