人気ブログランキング | 話題のタグを見る

夜は短し歩けよ乙女 著:森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女 著:森見登美彦

内容は、
私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。
吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、
「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。
そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。
「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を
喉から血が出るほど繰り返す私に、
彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。
「あ!先輩、奇遇ですねえ!」…「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。
二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、
そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!
キュートで奇抜な恋愛小説in京都。
(Amazon参照)


非常に不思議な1冊でした。
読み始めは「何だコレ?」といった印象。

独特の言い回しがずっと続くので
それに好感を持って、森見登美彦ワールドにどっぷり浸かるのか
言葉に違和感を持って読むのが苦痛になるのか
どちらかだと思います。

世界観自体も和製ファンタジーといった雰囲気で
現実的にはありえない不可思議な事が多々起こり、
2人の主人公がそれぞれ1人称で物語を語っていきます。

キャラクターにも独特なクセがあるので、
それに好感を持てるかどうかも、本作を好きになるか嫌いになるかの分かれ目になるような気が・・。


何が伝えたいのだとかを考えずに
ぼーと読む方が情景を頭に浮かべやすいのかもしれません。

好き嫌いは分かれると思いますが、
一度試しに読んでみるのも良い気がします。

夜は短し歩けよ乙女 著:森見登美彦_a0114618_1251892.jpg


★★★★☆ 星4つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2010-07-08 12:12 | 読書


<< JUNO/ジュノ 強弱 >>