人気ブログランキング | 話題のタグを見る

NINE

NINE

2009年公開(日本公開は2010年)のアメリカ映画で、
フェデリコ・フェリーニの自伝的映画「8 1/2」を
ミュージカル化した舞台「NINE」を再映画化した作品です。

内容は、
チネチッタNo5スタジオの重い扉が開く。ひとり静かに入ってくる男。
そう、彼は天才映画監督グイド・コンティーニ。だが、面持ちはさえない。
彼の周りには衣装、キャスティング、美術、会計….様々な人間が群がってくる。
撮影開始の日も間近だ。しかし大きな問題が横たわっていた。
なんと脚本がまだ一行も書けていない。
いつかは来るであろう、
天才の前に立ちはだかる「アイデアが思いつかない」という大きな壁。
もがき苦しみながら彼が選んだ道は、
自分の弱さを包んでくれる愛する女たちのもとに逃げ込むことだった。
かつて女優であり、一番の理解者の良き妻。
全てを忘れさせてくれる可愛い愛人。
自らの映画に欠かせない美しき大女優。
初めて「男」に目覚めさせてくれた海辺の娼婦。
そして心から甘えさせてくれたママへの妄想。
そこにいたのは愛を選びきれない一人の男と
そんな男でも愛さずにいられない女たちだった…。
そしてクランクイン目前、
天才監督グイドはある決断を下すのだった。
(Amazon参照)


監督:ロブ・マーシャル 脚本:アンソニー・ミンゲラ

主な出演者
ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス
ジュディ・デンチ、ステイシー・ファーガソン(ファーギー)、
ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレン、etc...


本当に豪華な出演者が勢ぞろいした作品。
豪華さで言えば、女性版オーシャンズ11といった所でしょうか?

ミュージカル作品はあまり観ませんが、
(レビューではちょこちょこ書いていますがww)

出演者のあまりの豪華さに観てみることに。

主人公のグイド役のダニエル・デイ=ルイスは迷える天才andダメ人間ぶりを
見事な演技で表現していて、それはそれで見応えありますが、

一番の見所は何といっても
豪華出演者の心象や脳内を描き出した
見事な歌と演出でしょう!

グイドの妻役のマリオン・コティヤール
何度も自分を裏切る夫に苦しめられ、
怒りに溢れる様子を見事に表現し、

グイドの愛人役の
ペネロペ・クルスは相変わらずの妖艶さで
雰囲気にぴったりの艶のある演技をしています。

ジュディ・デンチソフィア・ローレン
他の若く美しい出演者に負けないぐらい
年齢の深さがたっぷり出た貫禄の歌いっぷり
ちょっと想像を超えていたのでびっくりしました
大女優恐るべしといったところです。

ケイト・ハドソン
ラブコメ作品(10日間で男を上手にフル方法等)の
イメージが強かったんですが、
本作では色っぽい大人の女性の雰囲気で歌い上げています。

ニコール・キッドマン
グイドにとって必要不可欠な女優クラウディアを演じ
出産して間もないというのに見事なスタイルで
女優の雰囲気をたっぷり魅せつけています。


そしてブラック・アイド・ピーズのファーギーことステイシー・ファーガソン
グイドの回想の中に出てくる娼婦役として短い出演時間の中
グラミー賞の受賞者なだけあって、迫力あるダンスの歌声を披露しています。

ミュージカルシーン心象風景を写しているだけあって
カラフルな衣装や派手な踊り、
そして時にモノクロ映像など
個性も豊かでこれぞエンターテイメントといった映像で見応えがあります。

最後にミュージカルの舞台が原作らしく
登場人物が順番にバックに登場していくシーンなんかも
ミュージカルらしくて微笑ましかったです。

ミュージカルが苦手な人にはあまり馴染めないと思いますが、
それが許せるならオススメの映画です。

NINE_a0114618_12111874.jpg


僕自身はミュージカルが苦手なので★を1つ減らして
★★★★☆ 星4つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2010-11-15 12:12 | 映画&ドラマ


<< 鳥取1泊2日旅行 2日目 ~ ... 鳥取1泊2日旅行 1日目 ~ ... >>