人気ブログランキング | 話題のタグを見る

風をつかまえた少年 著:ウィリアム・カムクワンバ、ブライアン・ミーラー 翻訳:田口 俊樹

風をつかまえた少年
著:ウィリアム・カムクワンバ、ブライアン・ミーラー
翻訳:田口 俊樹


内容は、
アフリカの最貧国、マラウイを襲った食糧危機。
食べていくために、学費が払えず、
著者は中学校に行けなくなった。
勉強をしたい。本が読みたい。
NPOがつくった図書室に通うぼくが出会った一冊の本。
『風力発電』。風車があれば、電気をつくれる。
暗闇と空腹から解放される。
―そしてマラウイでは、
風は神様が与えてくれる数少ないもののひとつだ。
(Amazon参照)


今年読んだ本の中でもTOP3に入るぐらい良かった本です!!

著者のカムクワンバ君の半生を描いています。
といっても現在で23歳ぐらいですがww

前半は、マウライという国の情勢
そこに住んでいる人達の様子

中盤は図書館で風力発電の本に出会い
実際に風車を作る様子、

後半は風車を作ったことによって
劇的に生活(人生)が変化していく様子を描いています。


中学校まで、普通に行くことができ
お腹が空けば食べるものがあり
蛇口を捻れば水も簡単に出る

日本で生きていれば当たり前に感じることが
当たり前ではない世界に住み、

そして、そんな中でも一生懸命生きている人々や
生きているだけでなく、自らの信念を持って学び、
行動するカムクワンバさんの生き様は

目にウロコ物です!!


必要な知識は図書館と独学で得、
工具が無ければ自分で作り
材料は廃材置き場から集め、

村の人達や時には(父親以外の)家族からも
狂っていると言われ、

それでも学びたいという気持ちと
風車を作って家族を楽にしてあげたいという気持ちで

実際に発電できる風車を作っていくなんて
自分に置き換えるととても信じられません。


学ぶことの大切さ
学ぶことによって得られるもの素晴らしさ


そんな事を教えてくれる素敵な1冊!

老若男女問わず、誰にでも為になる素晴らしい1冊です。

風をつかまえた少年 著:ウィリアム・カムクワンバ、ブライアン・ミーラー 翻訳:田口 俊樹_a0114618_12544190.jpg


★★★★★ 星5つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2010-12-27 12:55 | 読書


<< ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦 BECAUSE I CAN(ビ... >>