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クレイジー・ハート

クレイジー・ハート

2009年(日本では2010年)公開のアメリカ映画で、トーマス・コッブの同名小説が原作です。

内容は、
かつて一世を風靡したシンガー、バッド・ブレイクは、今や落ち目のドサ周りを続ける生活。
何度となく破綻をきたした結婚生活や果てしなく続くツアーに疲れ果て、
アルコールにどっぷり浸かる毎日を送っていた。
かつての弟子トミー・スウィートが、
金と名声を得たスーパースターとなったことにも苦々しい思いがつのる。
しかし、その日暮らしの生活を送る彼の前に、
シングルマザーである記者のジーンと彼女の4歳の息子が現れる。
財産も気力も失ったバッドは、彼と純粋に向き合う親子との触れ合いを通じて、
彼の中に潜む“荒ぶる魂(クレイジー・ハート)”に
少しずつ希望がわき上がるのを感じ始める……。
(Amazon参照)


監督・脚本:スコット・クーパー

主な出演者
ジェフ・ブリッジス、マギー・ジレンホール、ロバート・デュヴァル
コリン・ファレル、ポール・ハーマン、etc...


主演の2人(ジェフ・ブリッジス、マギー・ジレンホール)が好きなので
楽しみにしていましたが、ようやく観る事ができました。


設定自体は元人気レスラーの落ち目からの軌跡を描いた
ミッキー・ローク主演の「レスラー」のシンガー版って感じで
それ程目新しい感じはしませんが、なぜか心に染み込んできます!

その一番の理由は主演の好演のお陰!
ジェフ・ブリッジスはダメ人間なのにどこか憎めないバッドを
これでもか!ってぐらいに演じていて、
ちょっとした仕草や言葉遣い、間の取り方で一気に好きにさせられてしまいます。

そして、もう一人の主人公ジーン役のマギー・ジレンホール。
危険な事だと理解しながらもバッドに心惹かれる様子や
所作や透き通った目で「清潔感のある女性」を想起させられる所も見事!

展開自体は比較的ゆったりめで、カントリーの心地よいメロディと共に
そのゆっくりした空間に溶け込んでいくような気持ちにさせられ
この作品の伝えたい事もゆっくりと心に響いてきます。


泣いてしまうような作品ではありませんが、観終わった後に暖かい気持ちになれる名作です。

クレイジー・ハート_a0114618_147083.jpg


★★★★★ 星5つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2012-02-16 01:48 | 映画&ドラマ


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