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一命

一命

2011年公開の日本映画で、滝口康彦の小説「異聞浪人記」が原作です。
時代劇初の3D映画

内容は、
17世紀。戦国の世は終わり、
平和が訪れたかのようにみえた江戸時代初頭、徳川の治世。
しかし、その下では大名の御家取り潰しが相次ぎ、
仕事も家もなくし生活に困った浪人たちの間で【狂言切腹】が流行。
それは裕福な大名屋敷に押し掛け「庭先で、切腹させてほしい」と願い出ると、
面倒を避けたい屋敷側から職や金銭がもらえるという、
都合のいいゆすりだった。
そんなある日、名門・井伊家の門前に一人の侍が、切腹を願い出た。
名は津雲半四郎。家老・斎藤勘解由は、
数ヶ月前にも同じように訪ねてきた若浪人・千々岩求女の、
狂言切腹の顛末を語りはじめる。
武士の命である刀を売り、竹光に変え、恥も外聞もなく、
切腹を願い出た若浪人の無惨な最期を―。
そして半四郎は、驚くべき真実を語りはじめる。
(Amazon参照)


監督:三池崇史
脚本:山岸きくみ

主な出演者
市川海老蔵、瑛太、満島ひかり、役所広司、青木崇高、and more...

あまり期待してませんでしたが、予想以上におもしろい!!

大別してしまうと復讐劇になるんでしょうが、
本作の重点はそこでは無く、むしろ前半部分の家族愛の部分。

前半の微笑ましさと後半の悲しみの落差が激しく、
絶望の末狂ったかのような笑いはその落差を見事に表現しています。

本作の見所を3点。

前述の通り、
市川海老蔵さんの狂った笑い
瑛太さんの竹光での切腹
満島ひかりさんの慟哭

救いのない作品ではありますが、見応えのある作品です。

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★★★★☆ 星4つです!
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「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2013-06-24 20:21 | 映画&ドラマ


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