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虚像の道化師 著:東野圭吾

虚像の道化師 著:東野圭吾

内容は、
ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。
男は何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りた様子だったが、
教祖は自分が念を送って落としたと自首してきた。
教祖は本当にその力を持っているのか、
そして湯川はからくりを見破ることができるのか(「幻惑す」)。
ボリューム満点、7編収録の文庫オリジナル編集。
(Amazon参照)


ガリレオシリーズの7作品目

結構評判が悪かったんで、どんなもんかと思いましたが、

僕は個人的に楽しむことができました。

容疑者Xの献身や真夏の方程式みたいな
長編も好きですが、これぐらいの短編シリーズの方が好きかもしれません。

このシリーズは理系の東野さんらしい
科学知識に裏打ちされたトリックや理系的な考え方が見所の1つ。

本作でもそれを十分に発揮していますが、
2話でまだ現実化していない技術が出てきたのにはちょっと残念です。

名作!!と呼べるようなものはありませんが、
どれも短い中でしっかりと読ませてくれますし、

犯人探しではなく別の所に謎解きの重点を置いている物語など、
長編ミステリーでは描かれないホッコリとした作品もあって
シリーズ好きには楽しめる作品です。

虚像の道化師 著:東野圭吾_a0114618_00353814.jpg

★★★★☆ 星4つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2015-04-12 00:36 | 読書


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