禁断の魔術 著:東野圭吾内容は、
高校の物理研究会で湯川の後輩にあたる古芝伸吾は、
育ての親だった姉が亡くなって帝都大を中退し町工場で働いていた。
ある日、フリーライターが殺された。彼は代議士の大賀を追っており、
また大賀の担当の新聞記者が伸吾の姉だったことが判明する。
伸吾が失踪し、湯川は伸吾のある“企み”に気づくが…。
(Amazon参照)中編だった内容を長編に大幅加筆した作品。
現在最新のガリレオシリーズで
もしかしたら最終章になるかもしれない作品だけあって、
これまでの湯川、草薙、薫とシリーズの登場人物などのキャラクターが
これまでの積み重ねてきたキャラクター像の集大成とも言うべき行動をとります。
ミステリー小説としても東野作品なので高クオリティなんですが、
本作の見所は前述した、湯川、草薙、薫の三者のやりとり、
この人間ドラマが秀逸で、最終章にふさわしい内容に仕上がっています。
ガリレオシリーズ好きならオススメの1冊です!!
★★★★★ 星5つです!
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