トイレのピエタ

トイレのピエタ

2015年公開の日本映画で、
手塚治虫が亡くなる前の日記の最後のページに書かれていた作品の構想が原案です。

内容は、
余命3か月を宣告された宏は、
出会ったばかりの女子高生・真衣にすぐに死のうかと言われるものの、
死ぬことはできなかった。
美術大学を卒業後、窓を拭くアルバイトをしながら何となく生きてきた宏だったが、
死を目前にしながら純粋な真衣に惹かれていく。
(シネマトゥディ参照)


監督・脚本:松永大司

主な出演者
野田洋次郎、杉咲花、リリー・フランキー、市川紗椰、
大竹しのぶ、宮沢りえ、and more...


漫画の神様「手塚治虫」先生の最後の構想が原案ですが、
参考程度でほとんど松永監督のオリジナルストーリーらしいです。

RADWIMPSの野田洋次郎さんが主演ってことで話題になりました。
同じ表現者と言えど本職じゃないので、それ程期待してませんでしたが、
良い演技されてます。

人と絡むシーンはそこまで巧いとは思えませんが(それでも下手な感じはしない)
1人でいるシーンで感情が内からこぼれでるような様子は
巧いと言っても差し支えが無いぐらい良い演技をされています。

対照的にヒロインの杉咲花さんの
感情が爆発したような勢いのある演技はさすがです!!
場面場面で一気に観ている人を惹きこむ力が感じられます。

映像的な表現も美しく、プールで泳ぐ杉咲花さんは美しいの一言
この劇中何度か登場するプールのシーンが
2人の(主に真衣)感情を表現していて
そのシーンがいちいち見事!
グッと惹きこまれます。

命をテーマに扱っているだけあって
真衣の
体育の授業で全力疾走する様子や、
自転車で追いかけてくる男子から全速力で逃げる立ち漕ぎ

宏の絵を書く様子は

まさに生そのもののように描かれていてどれも象徴的なシーンに感じれらますし

途中何度かリリー・フランンキーさん演じる横田の持っているデジカメの
カメラ目線からの映像に切り替わるんですが、
これがより宏をリアルに身近に感じさせて“命”を浮き彫りにしています。

ですが、ストーリー自体には少し粗が目立っていて
真衣の私生活での苦悩をもう少し描いて欲しかったり、
宮沢りえさん演じる橋本さんの救いが無かったりと
あえて削ぎ落している部分かもしれませんが、
個人的にそこももう少しフォローして欲しかったです。

何より(趣味の問題かもしれませんが)トイレに書いた宏の絵に
全く好感を持てなかった点が感情移入の邪魔をしてしまいした。

演者も映像的な表現も良い作品だと思いますが、
RADWIMPSの野田さん主演ってことでちょっと過剰評価されている気がしないでも・・・

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★★★★☆ 星4つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
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by ks-1518 | 2015-12-10 00:00 | 映画&ドラマ


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