人気ブログランキング | 話題のタグを見る

神様メール(英題:THE BRAND NEW TESTAMENT)

神様メール(英題:THE BRAND NEW TESTAMENT)

2015年(日本では2016年)公開のベルギー、フランス、ルクセンブルグ映画です。

内容は、
ベルギーのブリュッセル。
とあるアパートに家族と共に生活している神は、
慈悲深いという人々が抱いているイメージとは真逆の嫌な人物であった。
自分の部屋に置かれたパソコンを駆使して世界を管理しているが、
いたずらに災害や事故を起こしては楽しんでいた。
そんな父親に怒りを覚える10歳の娘エアは、
家出を考える。
立ち入りを禁じられている父親の部屋に忍び込んだ彼女は、
全人類それぞれの死期を知らせるメールを送信して家を飛び出してしまうが……。
(シネマトゥディ参照)


監督・脚本:ジャコ・ヴァン・ドルマル

主な出演者
ピリ・グロワーヌ、ブノワ・ポールヴールド、カトリーヌ・ドヌーヴ
フランソワ・ダミアン、ヨランド・モロー、セルジュ・ラリヴィエール
ディディエ・ドゥ・ネック、ロマン・ジェラン、and more...

コメディ映画なのに(個人的に)そんなに笑える所が無かったり
ラストのオチ的なものは予想できるんだけれども
そこへ到達させる為の道筋や、設定、表現方法が予想の斜め上で面白い!

中々この味は出せない!不思議な魅力があります。

キリスト教圏内では無い日本ではほんの少しわかりづらいネタはありますが、
それが気にならないぐらい、
キャラクターの魅力が溢れていて
ある意味平凡である意味個性的な面々の心の触れ合いがとっても愛らしい!

特に主人公のエアのキュートさったらありません!

エアの特殊な能力の1つに人それぞれの体の中に流れる音楽を聴くってゆうのがあるんだけど
その音楽のチョイスとその場面からBGMがその音楽に変わる手法が見事で
一気にその世界に飛び込ませてくれます。

ふんだんなブラックユーモアの中に埋め込まれたシュールでチャーミングな
コメディファンタジー!
素晴らしい作品です。

PS
エアが下界に降りてきて初めて出会った老人に
JC(ジーザス・クライストつまりイエスキリスト)の事を話した時に
「それはジャン=クロード(・ヴァン・ダム)か?
ダブル・インパクトとかユニバーサルソルジャーの
全く最近の若い子は何も観てないな」って下りが個人的にツボで
劇場で一人で笑ってましたww

神様メール(英題:THE BRAND NEW TESTAMENT)_a0114618_15064537.jpg

★★★★☆ 星4つです!
過去のレビューリストはコチラ
# by ks-1518 | 2016-07-23 00:00 | 映画&ドラマ

アデライン、100年目の恋(原題:The Age of Adaline)

アデライン、100年目の恋(原題:The Age of Adaline)

2015年公開のアメリカ映画です。

内容は、
サンフランシスコの市立資料館に勤務する29歳のきれいな女性ジェニーは、
ある年越しパーティーで出会った青年エリス・ジョーンズと恋に落ちる。
彼の両親の結婚記念日に招待されたジェニーが実家を訪ねると、
初対面のはずのエリスの父親ウィリアムから「アデライン」と呼び掛けられる。
それは、ウィリアムが以前真剣に愛した女性の名前で……。
(シネマトゥディ参照)


監督:リー・トランド・クリーガー
脚本:J・ミルズ・グッドロー、サルヴァドール・パスコウィッツ

主な出演者
ブレイク・ライヴリー、ミキール・ハースマン、ハリソン・フォード
エレン・バースティン、キャシー・ベイツ、and more...


劇場で見逃してしまったので、
やっとのこと観ることができました。

にしてもやっぱブレイク・ライヴリーはほんと可愛いな~
このキュートさだけで場面が持つわ持つわww

演技ももちろん良いんですが、1つだけ注文をつけると
実年齢が醸し出す大人っぽさとか老獪な感じが感じられないのが
ちょっとマイナスな感じ。

語学が堪能とか歴史的な知識が豊富とか地理が詳しいなど
そうゆう要素はあるものの説得力が少し弱い!!

それ以外は後述するハリソン・フォードやキャシー・ベイツなど
大御所にも負けない好演ぶり!
もうすぐ公開(2016年7月)のロスト・バケーションも楽しみになってきました!

そして重要な役どころをきっちりと演じているハリソン・フォードが素晴らしい!
キャシー・ベイツと共にしっかりと屋台骨のように物語を支えています。

ストーリーのプロットもしっかりしていて
ファンタジー要素にも一応の説明をつけてきっちりと伏線を張っているので、

ラストにはしっかりと感動させてくれます。
(感のするどい人ならオチは早めに想像できてしまいますが)

主人公やその娘、恋人や過去の人
色々な人たちに感情移入をすることで
深く物語に没頭させてくれるステキなラブストーリーです。

アデライン、100年目の恋(原題:The Age of Adaline)_a0114618_06090560.jpg

★★★★☆ 星4つです!
過去のレビューリストはコチラ
# by ks-1518 | 2016-07-21 00:00 | 映画&ドラマ

団地

団地

2016年公開の日本映画です。

内容は、
商店街の一角で営んでいた漢方薬店を閉め、
その住居兼店舗を売却し団地に移り住んだヒナ子と清治の夫婦。
パートに出るヒナ子と散歩ばかりしている清治だったが、
ふいに清治の姿が見えなくなってしまう。
さらに、彼らの部屋にスーツ姿で日傘を差す謎めいた男が出入りするように。
やがて、ヒナ子が清治を殺して死体を隠しているといううわさが流れ、
それを聞き付けたテレビ局が取材に訪れる。
(シネマトゥディ参照)


監督・脚本:阪本順治

主な出演者
藤山直美、岸部一徳、大楠道代、石橋蓮司、斎藤工、and more...


なんとも不思議な映画だ。

前知識無い方が絶対楽しめるから内容については多くを語れないけど、
かなりシュールな内容。

団地における人間関係を世界の人間関係の縮図のように表現した
ヒューマンドラマ(コメディ)かな~と思って観ていたら

途中で思い切り横っ面をガツンと殴られたような衝撃を受けて
みるみる内に別ジャンルの映画に姿を変えていきます。

でも、違和感は無くてあくまでも自然にヌルリとジャンルが
変わるんだから見事としか言いようがありません。

名優達のいぶし銀の演技と荒唐無稽な異ジャンル設定
それでいて物語の源流には人間の死生観をひっそりと忍ばせているので、
ナンセンスな笑いとほんのり考えさせられる映画に仕上がっています。

団地_a0114618_13200310.jpg

★★★☆☆ 星3つです!
過去のレビューリストはコチラ
# by ks-1518 | 2016-07-20 00:00 | 映画&ドラマ

クリムゾン・ピーク(原題:CRIMSON PEAK)

クリムゾン・ピーク(原題:CRIMSON PEAK)

2015年(日本では2016年公開)のアメリカ・カナダ映画です。

内容は、
10歳のとき、死んだ母の幽霊と遭遇したイーディス。
それ以来、彼女は亡霊を目にするようになる。
トーマスと運命的な出会いを果たした彼女は、
自分の父親が謎めいた死を遂げたのを機に彼と結婚。
赤粘土の影響で雪が赤くなることからクリムゾン・ピークと呼ばれる山頂に立つ豪邸に、
トーマスの姉ルシールと共に移り住むことに。
三人での生活にも慣れてきたころ、
体を真紅に染めた亡霊たちがイーディスの前に現れ奇妙な警告をする。
(シネマトゥディ参照)


監督:ギレルモ・デル・トロ
脚本:マシュー・ロビンズ、ギレルモ・デル・トロ

主な出演者
ミア・ワシコウスカ、ジェシカ・チャステイン、トム・ヒドルストン
チャーリー・ハナム、ジム・ビーヴァー、and more...

ゴシックホラー作

久々にホラー観たな…。
物理的に攻撃できない系のホラー(ゴースト物とか)は苦手だけど
ギレルモ・デル・トロ監督作だし、頑張って観てみることに

うん。それほど怖くないww

確かに怖さはあるけれど、
物語の軸はしっかりとしたサスペンスだからちゃんと楽しむことができる!
このサスペンス部分が濃厚に練られていて
ビックリドッキリホラー映画になっていないので、
ホラー苦手でもギリ楽しめるんじゃないでしょうか?

にしても流石のギレルモ・デル・トロ!
中世の世界観に鮮烈な色彩が見事で
特に「赤」とゆうより「紅」が印象的で
この映像美だけで観る価値ありです。

登場人物も魅力的で、
特にジェシカ・チャステインとトム・ヒドルストンが演じる
姉弟が素晴らしい!
この2人大好きです!

ゴシックホラー×サスペンスホラーが楽しめるオススメの1作です。

クリムゾン・ピーク(原題:CRIMSON PEAK)_a0114618_13055818.jpg

★★★★☆
 星4つです!
過去のレビューリストはコチラ
# by ks-1518 | 2016-07-19 00:00 | 映画&ドラマ

リザとキツネと恋する死者たち(原題:LIZA THE FOX-FAIRY)

リザとキツネと恋する死者たち
(原題:LIZA THE FOX-FAIRY)


2014年(日本では2015年)公開のハンガリー映画です。

内容は、
1970年代のブダペストで、
リザは日本大使未亡人宅で住み込みの看護人として働いていた。
その家には彼女にしか見えないゴーストのトミー谷がいて、
お得意の昭和歌謡でリザを励ましてくれるのだった。
30歳の誕生日にリザは外出し、いそいそとハンバーガー店に向かうが……。
(シネマトゥディ参照)


監督・脚本:ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ

主な出演者
モーニカ・ヴァルシャイ、デヴィッド・サクライ、ゾルターン・シュミエド
サボルチ・ベデ・ファゼカシュ、ガーボル・レヴィツキ、and more...


大正、昭和に活躍したトニー谷さんがゴースト的なもので登場するってことですが、
正直トニー谷さんよく知らない。
何となく赤塚不二夫の「おそ松くん」のイヤミの元になったらしいってことと
トニー谷さんをモデルにした村上春樹の短編小説「トニー滝谷」ぐらいしか知識が無い

ですが、全然問題ありません。

ポップで小洒落た色合いの映像美に不思議とマッチする
昭和歌謡の不思議で異様なな中毒性ww

アンバランスなのにも関わらず妙にマッチしている奇妙な感覚は
物語を推進させるのに十分な力を持っています。

ほんとサントラ欲しくなってきたな~。

登場人物も魅力的で
主人公のリザとゴーストのトニー谷が魅力的なのは言わずもがな
ケガが増えていくヘンリクが何とも愛おしいww

ところどころに日本好きのオタク監督の偏った愛を感じる
日本オマージュや

ハッピーエンドともバットエンドとも判別できないような
不思議なエンディングもツボ!

独特で魅力的な作品の1つです。

リザとキツネと恋する死者たち(原題:LIZA THE FOX-FAIRY)_a0114618_13083358.jpg

★★★★☆ 星4つです!
過去のレビューリストはコチラ
# by ks-1518 | 2016-07-18 00:00 | 映画&ドラマ