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ジェネラル・ルージュの凱旋 著:海堂尊

ジェネラル・ルージュの凱旋 著:海堂尊

内容は、
桜宮市にある東城大学医学部付属病院に、
伝説の歌姫が大量吐血で緊急入院した頃、
不定愁訴外来の万年講師・田口公平の元には、
一枚の怪文書が届いていた。
それは救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという、
匿名の内部告発文書だった。
病院長・高階から依頼を受けた田口は事実の調査に乗り出すが、
倫理問題審査会(エシックス・コミティ)委員長・沼田による嫌味な介入や、
ドジな新人看護師・姫宮と厚生労働省の“火喰い鳥”白鳥の登場で、
さらに複雑な事態に突入していく。
 将軍(ジェネラル・ルージュ)の異名をとる速水の悲願、
桜宮市へのドクター・ヘリ導入を目前にして速水は病院を追われてしまうのか……。
そして、さらなる大惨事が桜宮市と病院を直撃する。
(Amazon参照)


チーム・バチスタの栄光の田口・白鳥シリーズの第3作目で
少し前に書いた2作目ナイチンゲールの沈黙と時系列が同じで
同時進行で起こっていた出来事を描いています。

前作ナイチンゲールの沈黙が微妙だっただけに
読むのが少し怖かったんですが・・・
3作目を読み終えた時点でシリーズの中で1番おもしろかったです。

前作は医療の現場に事件を押し込んで、
無理矢理にミステリーに仕上げた感があったんですが、

今回は純粋に医療現場の中の出来事のみで描かれています。
舞台は医療現場や会議室とかなのに
そのやりとりは徐々に白熱していって
単純なミステリー小説の犯人探しよりも
ハラハラして読むことができます。

キャラクターの魅力も本作では見事に光っていて、
田口・白鳥コンビはモチロン、
速水、沼田、姫宮新たなキャラクターも際立っています。

ナイチンゲールの沈黙を読んだ後の方が
おもしろさが倍増すると思いますので、
是非、チーム・バチスタの栄光、ナイチンゲールの沈黙を
読んだ後に読んでみてください。

ジェネラル・ルージュの凱旋 著:海堂尊_a0114618_1603464.jpg


★★★★★ 星5つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2010-05-15 10:56 | 読書


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