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インシテミル 著:米澤 穂信

インシテミル 著:米澤 穂信

内容は、
「ある人文科学的実験の被験者」になるだけで
時給十一万二千円がもらえるという破格の仕事に応募した十二人の男女。
とある施設に閉じ込められた彼らは、
実験の内容を知り驚愕する。
それはより多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった―。
(Amazon引用)


クローズドサークル(密室空間で起こるミステリーもの)作品の中でも
秀逸な作品で、
自身も純粋に読みながら推理することができました。
かなり読者に対してフェアな内容の作りで、
真剣に読んでいればきっと犯人が絞れてきます。

物語終盤には犯人明かしの前に犯人を予想することも可能です。

登場人物が多いので、読み始めは覚えれなくて
後半、誰が誰でといったようなことにならないか心配でしたが、
キャラの説明が巧く、個性もあったので、
そんな心配は要りませんでした。

伏線は至るところ、簡単なものから難しいものまで
本当に多く張られています。

藤原竜也さん主演で実写映画化もされますし、
是非、映画公開前に読んでみてください。
ミステリー好きにはオススメです。

インシテミル 著:米澤 穂信_a0114618_123984.jpg


★★★★★ 星5つです!
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「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2010-06-17 12:04 | 読書


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