ある閉ざされた雪の山荘で 著:東野圭吾
内容は、
早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、
オーディションに合格した男女7名。
これから舞台稽古が始まる。
豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。
だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、
彼らの間に疑惑が生まれた。
はたしてこれは本当に芝居なのか?
驚愕の終幕が読者を待っている!
(Amazon参照)
タイトルから
外界から閉ざされた場所での事件を想像しますが、
そんな古典的な内容では全くありません。
あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので程ほどにしておきますが、
物語のラストまで、
これが
殺人事件なのか殺人事件を題材にした劇なのかがわからず
読者を惹きこんでいきます。
そして最後の
どんでん返し!!
古典ミステリーと思わせて、
全く別の切り口のシュールな内容!
唯一の難点は物語終盤の持って行き方に少し強引な感じがしたところでしょうか?
さすがの東野圭吾さん!と思わせる作品です。
★★★★☆ 星4つです!
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