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リアル鬼ごっこ 著:山田悠介

リアル鬼ごっこ 著:山田悠介

内容は、
全国500万の「佐藤」姓を皆殺しにせよ!―西暦3000年、
国王はある日突然、7日間にわたる大量虐殺を決行した。
生き残りを誓う大学生・佐藤翼の眼前で殺されていく父や友。
陸上選手の翼は、幼い頃に生き別れた妹を探し出すため死の競走路を疾走する。
(Amazon参照)


山田悠介さんデビュー作で、
僕が初めて読んだ山田悠介さんの作品でもあります。

感想云々より、誤字や文法の誤りが多いのなんのってww

色々な所で指摘されていますが、
その中でいくつか抜粋します。

同じ意味の重複パターン

「もの凄く機嫌が悪く、不機嫌な顔をして」
「騒々しく騒いでいる」
「最後の大きな大会では見事全国大会に優勝」
「罪として重罪が下される」
「十四年間の間」
「うっすらと人影がかすかに現れた」

反対の意味のパターン

「そう遠くなく、近いようだ」

その他、文法の誤りパターン

「二人が向かった先は地元で有名なスーパーに足を踏み入れた。」
「愛を探すしかほかないのだ」
「しかし、洋の姿は何処にも見当たらなかった。
 何処を探しても、洋の姿は見当たらない」
「佐藤さんを捕まえるべく鬼の数である」
「ランニング状態で足を止めた」
「遠く離れると横浜の巨大な遊園地ができた」
「三人は分かち合うように抱き合った」
「営々と逃げ続けた」
「二人は鬼たちに目をとらわれていた」
「一人の鬼が瞳の奥に飛び込んだ」
「九人の足跡がピタリと止まった」
「記憶を全く覚えていなかった」
「永遠と続く赤いじゅうたん」
「この話は人々の間とともに長く受け継がれていく」



いや~こんなにあるなんてww
そもそも読書が嫌いだという作者、
この間違いはちょっとひどいものがあります。

作者もひどいと思いますが
もっとひどいのは編集者の方!

編集段階で気付けるレベルのものにも関わらず、
そのまま出した根性がスゴイww

適当にしか読んでいなかったのか、
それともあえてこのまま行ったのか・・・


間違いの指摘は置いといて、
肝心の内容の方は、

設定の奇抜さや、スタートの惹き込み方などは、
おもしろくてのめり込みやすくなっていますが、
最後に向かうにつれて、尻つぼみになっていって、
予想の出来るあっけないラストになっています。

特別法第001条DUST(ダスト)のレビューの時にも
同じような事を書きましたが、山田悠介さんの作品の特徴なのかもしれません。

映画化も作成されていて(その続編も公開予定)有名な作品ですが、
好き嫌いがはっきり分かれる作品なので、
覚悟して読むほうが良い気がします。

(改訂版は誤字が修正されているそうなので、そちらを読むのも1つの手です。)

リアル鬼ごっこ 著:山田悠介_a0114618_2264855.jpg


誤字や文法の誤りを無視した上で、中盤までは★4つぐらいですが、
ラストが好きでは無いので、
★★☆☆☆ 星2つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2010-10-16 02:27 | 読書


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