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第9地区

第9地区(原題:District 9)

2009年公開(日本では2010年公開)のアメリカ映画です。

内容は、
あるものはエイリアンによる侵略を恐れ、
あるものは技術の革新的な発展がもたらされると期待したが、
宇宙船はヨハネスブルグ上空に浮かんだまま、動こうとしない。
しびれを切らした南アフリカ政府は偵察隊を派遣。
船内で彼らを待ち受けていたのは、
弱り果てたエイリアンの群れだった。
彼らは故障した宇宙船に乗った難民に過ぎなかったのだ。
それから28年後、
難民として生活するエイリアンと人間が暮らす
共同居住区“第9地区”はスラムと化していた。
超国家機関MNUはエイリアンの強制移住を決定し、
ヴィカスという男を現場責任者に指名する。
彼は立ち退きの通達をして回るうち、
知らずに人類とエイリアンの歴史を変える大事件の引き金を引いてしまう―。
(Amazon参照)


監督・脚本:ニール・ブロムカンプ

主な出演者
シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ、ジェイソン・コープ
ヴァネッサ・ハイウッド、etc...


相手が宇宙人に置き換えられていますが、
実際に人間の間だけでも行われている行為。

それをSFにして社会を風刺した作品になっています。

宇宙人の外見は決して良いものでは無く、
もしかすれば、生理的に受け付けない人もいると思います。

僕も虫などが苦手で、最初は気持ち悪かったんですが、

宇宙人たちが、利己的で残酷な人間に虐げられている様子を見ていると
じょじょに宇宙人の立場に感情移入させられていき、
最後には少しですが感動もさせられます。

サスペンス要素も含まれていて、
ハラハラドキドキさせられ、
社会風刺もし、
ドキュメントタッチで描かれている所もあり、

かなり異色な内容ですが、
観る価値は存分にある作品に仕上がっています。

低予算なので、ほぼ無名な俳優陣なのも
作品にリアリティを感じさせられる要因の1つでしょう。

アカデミー賞で「作品賞」「脚色賞」「編集賞」「視覚効果賞」を
受賞したのにも頷ける内容です。

オススメの1作です。
(宇宙人のグロイ容姿が無理な方にはオススメできませんww)

第9地区_a0114618_1347380.jpg


★★★★★ 星5つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2010-10-25 13:47 | 映画&ドラマ


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