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プリンセス・トヨトミ 著:万城目学

プリンセス・トヨトミ 著:万城目学

内容は、
このことは誰も知らない。
五月末日の木曜日、午後四時のことである。
大阪が全停止した。
長く閉ざされた扉を開ける“鍵”となったのは、
東京から来た会計検査院の三人の調査官と、
大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった―。
(Amazon参照)


堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、中井貴一さんが出演されて
もうすぐ映画も公開されます。


鴨川ホルモー、鹿男あおによし に引き続き万城目学さんの小説3作品目

京都、奈良ときて今回の舞台は大阪
自分が住む関西でなじみのある地域が出てくるのはホント
読んでいてテンションが上がりますww

本作はそれまでの2作と違い
ファンタジー要素は全くなく(といっても現実離れした感はオオアリですww)
とんでもない内容にリアリティを巧く表現しています。

登場人物の関西弁も関西人の万城目学が書いているだけあって
よくあるコテコテの偽関西弁ではなくて
すごくナチュラルな関西弁で感情移入しやすく

登場人物も歴史好きならキャラクターの名前と有名な戦国武将がリンクしていて
キャラの個性がそれに反映していたりと

一層おもしろく感じるポイントが多くなっています。

かなりハチャメチャなストーリーですが、
展開の巧みさと個性的で魅力あるキャラクターとで
しっかりとまとめあげています。

鴨川ホルモー、鹿男あおによし の方が好きですが
本作も十分おもしろい作品です。

プリンセス・トヨトミ 著:万城目学_a0114618_20575889.jpg


★★★★☆ 星4つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2011-05-20 20:58 | 読書


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