人気ブログランキング | 話題のタグを見る

歪笑小説 著:東野圭吾

歪笑小説 著:東野圭吾

内容は、
新人編集者が初めての作家接待ゴルフで目の当たりにした、”伝説の編集者”の仕事ぶりとは。
単発のドラマ化企画の話に舞い上がる、若手作家・熱海圭介のはしゃぎっぷり。
文壇ゴルフに初めて参加した若手有望株の作家・唐傘ザンゲのさんざんな一日。
会社を辞めて小説家を目指す石橋堅一は、新人賞の最終候補に選ばれたはいいが・・・・・・。
(Amazon参照)


久々に東野さんらしいブラックなユーモア満載の作品でした。
短編集なので、1つ1つの話が程良い長さで
一気に読み切ってしまいます。

出版業界の色々な事を小説化ならではの切り口で切り込んでいて
事実はわかりませんが、かなりリアルな事を書いているんだろうな~って
想像させてくれて、登場人物も「もしかしてあの人がモチーフ?」って思わせる描写もあるので
思わず「ムフフ」とさせられます。

登場人物は複数の短編に少しずつ重なって登場するので、
人物像が想像できるので最初から読み進めるとより楽しめる設定になっています。

出版業界の裏側を描いているので読書好きの方に是非読んでもらいたい1冊です。

歪笑小説 著:東野圭吾_a0114618_22434991.jpg


★★★★☆ 星5つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2012-04-08 22:45 | 読書


<< Abri*かめら部-第5回かめ... 感染列島 >>