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偉大なるしゅららぼん 著:万城目 学

偉大なるしゅららぼん 著:万城目 学

内容は、
高校入学を機に、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやって来た日出涼介。
本家の跡継ぎとしてお城の本丸御殿に住まう淡十郎の“ナチュラルボーン殿様”な言動に
ふりまわされる日々が始まった。
実は、日出家は琵琶湖から特殊な力を授かった一族。
日出家のライバルで、
同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海と、涼介、淡十郎が同じクラスになった時、
力で力を洗う戦いの幕が上がる…!
(Amazon参照)


「和製ファンタジー」万城目 学さんの作品はこの言葉がピッタリな気がします。

「鴨川ホルモー」しかり、「鹿男あをによし」しかり、

今回もそんな和製ファンタジーがたっぷり詰まった作品です。

超能力者が主人公なんですが、
今までの作品しかり主人公はちょっと頼りない青年です。

その主人公を中心に物語は紡がれていくんですが、
序盤はいろんな言葉が何の説明もなく使われていて「?」が浮かぶんですが、
中盤になるとやっとその意味がわかってきます。

そして怒涛の終盤にドキドキハラハラさせられたかと思ったら
エピローグでほぼぼのとした気持ちにさせられる内容と
最後まで書ききらない手法で想像させる辺りなんかはニクイ!!

完成度の高い一級のエンターテイメント作品です。

偉大なるしゅららぼん 著:万城目 学_a0114618_23541847.jpg


★★★★★ 星5つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2014-02-18 23:53 | 読書


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