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苦役列車

苦役列車

2012年公開の日本映画で、西村賢太の同名小説が原作です。

内容は、
1986年。19歳の北町貫多は、明日のない暮らしを送っていた。
日雇い労働生活、なけなしの金はすぐに酒と風俗に消えてしまい、
家賃の滞納はかさむばかり。
そんな貫多が職場で、新入りの専門学生、日下部正二と知り合う。
中学卒業後、他人を避け、ひとりぼっちで過ごしてきた貫多にとって日下部は、
初めての「友達」と呼べるかもしれない存在に。
やがて、古本屋で店番をしている桜井康子に一目惚れした貫多は、
日下部の仲介によって、彼女とも「友達」になる。
でも「友達」ってなんだろう・・・不器用に、無様に、屈折しながら、
けれども何かを渇望しながら生きてきた貫多は、
戸惑いながらも19歳らしい日々を送るが・・・
(Amazon参照)


監督:山下敦弘 脚本:いまおかしんじ

主な出演者
森山未來、高良健吾、前田敦子、田口トモロヲ、etc...

かなり痛々しい青春ムービーです。

80年代を舞台に生きる青年の不器用で屈折した青春を描いていて、
決して好人物ではない主人公の貫多に
自己嫌悪に陥っている人(に限らず)どこか重ねてしまってりするのかも・・・。

森山未來、高良健吾の2人の演技派に交じって、
ぎこちないながらも前田敦子さんも意外に良い演技してます。
これちょっとビックリです。

爽快という言葉にはちょっと当てはまらないかもしれませんが、
痛々しさの中にも救いがある不思議な作品です。

けっこう性に対してストレートな描写が目につくので、
がっつりR15+指定ですのでご注意を(笑)

苦役列車_a0114618_13282882.jpg


★★★★☆ 星4つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2014-05-18 13:29 | 映画&ドラマ


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