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アンナ・カレーニナ(原題:Anna Karenina)

アンナ・カレーニナ(原題:Anna Karenina)

2012年(日本では2013年)公開のイギリス映画で、
レフ・トルストイの同名小説が原作です。

内容は、
時代を駆け抜けた一人の女性の、美しくも激しい愛の物語。
19世紀末、帝政末期を迎えているロシア。
サンクトペテルブルク社交界の華と謳われる美貌の持ち主アンナ・カレーニナは、
政府高官を務める夫カレーニンに愛情を持てずにいた。
モスクワへ向かう中、騎兵将校のヴロンスキーと出会う。
一瞬で互いに惹かれあったふたりは恋に落ち、
舞踏会で再会したときには燃えさかる情熱を止めることができなくなっていた。
アンナは社交界も家庭も捨てヴロンスキーとの愛に身を投じるが、
それは同時に破滅へと向かうことになっていく…。
(Amazon参照)


監督:ジョー・ライト 脚本:トム・ストッパード

主な出演者
キーラ・ナイトレイ、ジュード・ロウ、アーロン・テイラー=ジョンソン
ケリー・マクドナルド、マシュー・マクファディン、etc...


ロシアが舞台で、
英国人歴史家オーランドー・ファイジズの
「19世紀のサンクトペテルブルク貴族は、人生を舞台の上で演じているかのようだった」とゆう言葉から
内側から腐った当時のロシア社会の比喩として「美しいが崩れ落ちそうな劇場」を表現する為に
舞台演出を用いています。

それがすごく独特で、特に舞台展開する際に、
映像が隣のステージに移っていく手法が斬新です。

舞台演出自体も新鮮で、不思議な感覚を覚えます。

ストーリーは愛に溺れて破滅していく様子を描いていて、
アンナの愛、カレーニンの愛、そしてヴロンスキーの愛の対比は、
見応えがあってそれなりに感情移入をさせられますが、
重~い内容は、いかにもロシア文学って感じで、
心情に訴えますが重くて個人的に好感が持てません。

不思議で、名作ロシア文学が原作なので一見の価値はあります。

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★★★★☆ 星4つです!
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「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2014-05-29 02:00 | 映画&ドラマ


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