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マスカレード・ホテル 著:東野 圭吾

マスカレード・ホテル 著:東野 圭吾

発行日:2011年9月9日

内容は、
都内で起きた不可解な連続殺人事件。
容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、
次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。
若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。
彼を教育するのは、女性フロントクラークの山岸尚美。
次から次へと怪しげな客たちが訪れる中、
二人は真相に辿り着けるのか!?
(Amazon参照)


東野さんの新シリーズの1作品目。

さすがの東野クオリティ!

ホテルに来る様々な客とそのお客が起こす色々な事件(?)
そして、その事件がきっかけで、本筋の殺人事件のヒントに繋がっていくいったもの

この辺りの妙はさすがで安心感があります。

なので、エンターテイメントとして観るとすごく楽しめますが、
ミステリーとして見ると、なぞ解き部分が物足りなく感じてしまうのも確か。

この辺りは映像化を意識してるのかな?確かにドラマなんかにしたら楽しめそうではあります。

キャラクターは主役2人が刑事とホテルマン(ウーマン)のコンビで、
2人が対立していきながら最後には打ち解けるというバディ物で定番で、
刑事のプロとホテルのプロと緩急のついたキャラクター像は読み応えがあります。
サブキャラの能勢刑事も個人的にツボをついていて好きなキャラの1人です。

元ホテルマンとしては、ホテルの様子にちょっとツッコミどころがありますが、
読みやすくホテルの裏側が知れる面白い作品です。

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★★★★☆ 星4つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2015-02-19 00:00 | 読書


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