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トラッシュ! -この街が輝く日まで-(原題:Trash)

トラッシュ! -この街が輝く日まで-(原題:Trash)

2014年(日本では2015年)公開のイギリス・ブラジル合作映画で
アンディ・ムリガンの同名小説が原作です。

内容は、
ブラジル・リオデジャネイロ郊外でゴミ拾いをして暮らす3人の少年は、
ある日ゴミ山で一つの財布を見つける。
その財布には世界を揺るがすとんでもない秘密が隠されていたことから、
警察も総力を挙げて捜索に乗り出す。
少年たちは「正しいことをしたい」と財布に隠された謎を解明すべく、
警察のしつこい追跡をかわし命懸けで真実を追い求めていくが……。
(シネマトゥディ参照)


監督:スティーヴン・ダルドリー 脚本:リチャード・カーティス

主な出演者
ヒクソン・テヴェス、エドゥアルド・ルイス、ガブリエル・ワインスタイン
ルーニー・マーラ、マーティン・シーン、ワグネル・モウラ、etc...


ブラジルが舞台って事なので、
どうしても2002年公開のブラジル映画シティ・オブ・ゴッド
比べてしまうんですが、
そうなるとちょっと見劣りしてしまいます。
(歴史的名作と比べてしまうのは酷かもしれませんが)

感動的なヒューマンドラマかと思いきや、
意外と中身はサスペンス調で、ドキドキハラハラする場面が多いですし、

ブラジルの腐敗した様子や、
世界最大のゴミ山に住む人たち(子供たち)の現実はキチンと表現できていますし、
ラストの展開も希望に満ちた感じに締めくくられていますが、
その辺りは少しご都合主義のキレイごとに映ってしまっているのが残念です。

サスペンス部分は満足できますし、
少々キレイごとな部分も目を瞑れるレベルですので、
全体的なクオリティとしては高めで、しっかりと楽しむことができます。

3人の少年達は魅力的で物語を進行させる推進力になっていますし、
それ程出演シーンは多くないですが、
ルーニー・マーラさんは魅力的なのも個人的にポイント高(笑)

独特の雰囲気はあるので、観る価値のある1本です。

※ただ、煽り広告文の
「ぼくたちはゴミ山で、世界の”希望”がつまった ひとつのサイフを拾った。」
はかなり大げさで誤解を招く表現です。

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★★★★☆ 星4つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~HP版」はコチラ
by ks-1518 | 2015-07-12 00:00 | 映画&ドラマ


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