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たそがれ清兵衛

山田洋次監督の時代劇3部作の最初の1作

幕末の庄内地方が舞台

妻に先立たれ、二人の娘とボケた母を養いう為
職務が終わるたそがれ時に同僚の酒や食事の誘いを断り
すぐに家に帰り家族の面倒を見ることから
同僚から「たそがれ清兵衛」と揶揄される清兵衛

そんな清兵衛の次女が
後日談で語る形式で物語は進行していきます。


あいかわらず、山田洋次監督の人物描写はスゴイです!
徹底したリアリズムの塊!

夜道や屋内でのリアル暗さやが
わかりやすさを排除したにも関わらず
情景が頭にズドンと落ちてきて
やりとりを鮮明感じさせてくれます。

また、構想に10年以上時代考証に1年以上かけただけあって
普通の時代劇とは一味も二味も違った雰囲気が漂っています。

真田広之さんも不器用ながらも無欲で純粋な下級武士の主人公の心の内を
見事に表現していて、
宮沢りえさんはこれぞ「日本人的な美しさ」を表現しています。

そして終盤に出てくる田中泯さんの少し狂気じみた演技は圧巻です。


純粋で美しくシンプルな愛がこの映画には詰まっています
時代劇が苦手な人もこの映画で見方が変わるかもしれません。


たそがれ清兵衛_a0114618_11271755.jpg



★★★★★ 星5つです!
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by ks-1518 | 2009-10-14 11:27 | 映画&ドラマ


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