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きみがぼくを見つけた日

きみがぼくを見つけた日

2009年のアメリカ映画で
原作の小説は2年4ヶ月もTOP10入りしていた名作らしいです。
あの「ゴースト/ニューヨークの幻」の脚本家がどうしても書きたかった作品で、
しかも、ブラピことブラッド・ピット制作・総指揮をしているので
話題性はこんもりあります。

あらすじはというと
雪の日に母親が運転するワゴン車に乗っていた5歳のヘンリーは、
スリップ事故の衝撃を受けたとき自分に何が起こったのか理解できなかった。
車外に立ちつくす幼いヘンリーの目の前に1人の青年が現れ、
いずれ理解できるときが来るだろうと告げ消えていった。
美術を専攻するクレアは図書館へ資料を探しにやって来た。
その図書館で働くヘンリーを見つけたクレアは彼にとても親しげに話しかける。
クレアにとってヘンリーは運命の人だった。
しかしヘンリーはクレアに会った記憶がない。
その夜クレアはヘンリーを食事に誘い、
6歳のときから彼を知っていたことを告げる。
クレアはいつヘンリーに出会ったのかを、
日記に刻銘に記していた。
自分の特殊な能力を知っていたヘンリーは、
自分の未来と彼女の過去が、
そしてお互いの家族の運命が複雑に絡みあっていることに気がつく。
クレアは自らの愛で、必死に人生を築こうと努力するのだが…。
<Wikipedia参照>


いわゆるタイムトラベラーものです。
今回のタイムスリップは自分で時と場所を選べなくて、
しかも自分の意思とは関係なく起こってしまう。
まさに、病気のような存在。
しかもターミネーターのごとく
タイムスリップできるのは自分の体のみなので
毎回全裸…。正直全く羨ましくありませんww

観る前はベタ~な恋愛物だったら嫌だな~と思っていましたが、
良い意味で期待を裏切って、完成度の高い作品に仕上がっています。

タイムトラベルにつきものの、タイムパラドックスやら、
同じ時に同じ人は存在してはいけないとか
色々科学的なものは無視しきっていますが、
そんな事を考えていては映画は楽しめません!!

タイムトラベルという特殊事情に関わる主人公や周囲の人の感情を
うまく描写していて感情移入をスムーズにしてくれます。

特に子役のヘイリー・マッキャンとイタム・マッキャンの演技は
すごく感情を揺さぶる名演だと思います。


恋愛物はあまり観ませんがこれはオススメの1作です。

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★★★★☆ 星4つです!
過去のレビューリストはコチラ

「Piece of Life~日常の欠片~」HP版はコチラ



最近人が死んで感動する救いの無い映画やお話が
携帯小説を始め流行っていますが、
僕はどうも好きになれません。

ただ、死んだり、酷い目にあってりして
それで観ている人に同情を誘っているだけに感じてしまうんです。

その点この映画はその部分がきっちり補完されていています。


物語後半 ヘンリーの死を示唆するような場面が出始め
それに向き合ヘンリーの心の動き方や、
娘のアルバの心情、そして死後のクレア…など
死 と それに対する救い その2つがうまく表現されています。
by ks-1518 | 2009-11-09 13:15 | 映画&ドラマ


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